2011年4月4日月曜日

レートベース方式

原発問題方面では散々言われてることで今更なんですけど、

原発推進の原動力(動機)は主に2つ、

1つは言わずもがなの政治的方面。「俺たちのプルト君」。

もうひとつは経済的方面、

といっても、原子力発電の発電単価(原価)が実際には割高なのは経産省でさえも承知しているところでありまして(PDF)  ←稼働率に注意

実は、電力料金が「レートベース方式」によって計算・決定されているというところが最大のポイントであると。


レートベース方式
総括原価 = 必要経費(減価償却費+営業費+諸税)+適正利潤
適正利潤(事業報酬)= レートベース × 5.25%(報酬率)
レートベース= 固定資産+建設中資産+核燃料資産+ 繰延資産 + 運転資本 + 特定投資
電気料金=総括原価÷販売電力量
つまり、単位発電量あたりの設備(固定資産=原子力発電所など)や核燃料費が高コストである原子力発電が増加すると労せずして適正利潤が増える。少し古いデータであるが、東京電力の昭和57~59年のデータによると、単位発電電力量当たりで原子力発電は火力発電の4倍以上の利潤を生み出していた(室田『新版 原子力の経済学』1986年、日本評論社)。

引用元:http://env01.cool.ne.jp/frommanager/2011/fm2011_06.htm#n555




原子力発電が電力会社や原子力産業界、マスコミやらゼネコンやらそれらにたかる政治家を惹きつける源は「レートベース方式」也。


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

レートベースで計算して原子力が割安だとしても、今回の被害額を考えれば、原子力が一番割高になるのは間違いない。

悲しき秀才 さんのコメント...

http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/bunkakai/seido_sochi/1th/shiryo6.pdf

いろいろ面白い

匿名 さんのコメント...

1号機格納容器に窒素ガス注入へ…水素爆発防止
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110406-OYT1T00421.htm?from=main2

匿名 さんのコメント...

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E4%BF%A3%E6%81%92%E4%B9%85

東電「カミソリ」勝股会長

引責辞任の契機となった柏崎刈羽原子力発電所のトラブルの際、当時の経済産業大臣・甘利明から深夜に呼びつけられ、厳重注意を受けた。

甘利議員が三宅雪子に狙われたのはこの辺の意趣返しだったのかと

座右の銘は「ケ セラ セラ」

おいおい。。。