ここまで文部省「通知」における「福島県児童20ミリシーベルト/年」は不適切と主張してきました。
「1ミリシーベルト/年」が適切という論もありますが、
国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告である
『18才までの生徒に対しての学校における放射線防護 (ICRP Publication 13)』
にある「子どもは大人の1/10」を目安にして
「2ミリシーベルト/年」
を最終防衛ラインとした場合、
実際のところ具体的にどのような措置がとられなければならないのでしょうか。
文部省「通知」では「16時間の屋内(木造)、8時間の屋外活動の生活パターン」を想定して
「20mSv/年に到達する空間線量率は、屋外3.8μSv/時間、屋内木造1.52μSv/時間」
屋内は屋外の40%と設定、(3.8×8+3.8×0.4×16)×365 = 約20000マイクロ = 約20ミリ
という計算をしています。
同じ計算方法を「上限2mSv/年」にあてはめると
「2mSv/年に到達する空間線量率は、屋外0.38μSv/時間、屋内木造0.152μSv/時間」
という計算になります。「屋外0.38μSv/時間」。
「屋外0.38マイクロシーベルト/時間」を超えている場所は「2ミリシーベルト/年」を超える計算になるので、
全てアウトとなります。
さて、ここに「福島県放射線モニタリング小・中学校等(約1600箇所)」のデータがありますが、
こちらをクリックするとGoogleDocsが見られます
なんと、遥かに離れた南会津とか一部の山間部を除き、
福島県内ほぼ全域で
ほとんどの小・中学校保育園幼稚園が「屋外0.38マイクロシーベルト/時間」
(=「2ミリシーベルト/年」)
を超えています。。。。。。。
文部省の「20ミリシーベルト/年」の変更を求めている国家議員、特に小沢派の皆さんは、
口先だけでなく、少なくともご自身の選挙区には大規模学童疎開受け入れへの働きかけを開始してくれているのでしょうね。。。。
ところで
郡山の小学校では表土を取り除いて「0.6マイクロシーベルト/時間になった」と武田邦彦は喜んでいますが、
計算すると、それでも「3.15ミリシーベルト/年」になりますので、
彼が主張している「1ミリシーベルト/年」の3倍以上。
実に不誠実な人だと思います。
7 件のコメント:
>実に不誠実な人だと思います。
当初は「避難させろ」と激しく言ってたはずなんですが「無責任だ!」とか散々言われたので、仕方なく「クリーン大作戦」を唱え始めた・・・と理解した私は、やっぱ武田厨ですかね?w
> 当初は「避難させろ」と激しく言ってたはずなんですが
袖の下貰った
汚職事させてもらった
もっとTV出てよ、ただし以下略と言われた
じゃないの?(笑)
簡単に懐柔されるような学者は不誠実です。
党は目と耳から得た証拠を拒否するように命ずる。それこそが党の最終的な、最も本質的な命令である…略…
自由とは二足す二が四であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる。
ジョージ・オーウェル「1984」
このブログは<思考警察>によって監視され(ry
ttp://www.youtube.com/watch?v=xAfKZEp7nQI
誠実さということでw
ウラジミール・ビソツキー氏の追悼でもあるそうで。。。
gdgdオペラをみせて、政権を維持する気だろうよ。
疎開なんて、話がでてきたら金にならない限り、
第○幕開演でーすで、新たにgdgd劇ってので、
永遠に続けようって腹だろうな。自衛あるのみ。
なぜに(ryするんだw
意味解らんぞ。
すみません、1984という小説には<思考警察>という存在が出てくるんですぅ~
深い意味はありません。。。が、秀才様のブログに限らず、言論を監視する存在というのは実際いらっしゃるようなので茶化してみたかったのですよ。。。
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