敢えて「ベンジャミン・リベットの実験」について。
解釈はいろいろあると思うが、
実はこの「リベットの実験」的なことは何百年も昔から武術(古武術)の世界では大前提になっていたことで、
相手が(意識して)動こうとする前に、相手の動きの起こり(「準備電位」に始まる肉体側の一連の予備動作)を察知し、こちらが予備動作なしに動き始めて相手を制する、というのが本当の意味での「先の先」と言われてきたことの中身なワケでして
例:
ttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/thule/budou/budouo29.html
実際にこれをやられるほうの側の感覚としては
「あれ?」「早いな?」「「せーの」の前にズルされてやられた感じ・・・」
という感じです(経験者談)。
当方が思うに、
動こうとする意識の起こりに0.何秒だか先行して準備電位などの脳活動が起きる、というのは、
意識云々は別として、脳の電気信号から実際に筋肉が動き始めるまでに0.何秒のディレイがあるわけだから
このディレイを補正するために「意識」が少し遅れて起きる(と感じられる)ように設定されている仕様、と考えてみる。
(意識してからいつも0.何秒後に実際の動きが起きてたら、反応の悪いPC使ってるみたいで嫌なのでディレイ補正されてる、ということ)
ということでshin9tobihizageri氏の「リベットの実験は自由意志の有無とは関係ない」という指摘は正しい。
5 件のコメント:
朝から絡んじゃおう。
ディレイ補正の中身について妄想。
動かす意識と動いたことの認知は別の処理系で、
身体が動かない限り認知はできない仕組みになっている。
うん。きっとそうだ。
Newton5月号 「脳と意識」私も読んでいました。
私が気になった部分は「意識は、してはならない事を制限する為にある・・・」のところです。
古武術といえば、甲野先生が研究していた無住心剣術ですね。
黒田先生くらい早い人だと、普通の身体では見てから動いたらまず間に合いません。
ついでながら「幻肢」について言うと
PCで言えば人がハードウェアのレベルで直接操作するわけではなくて、人とハードウェアの間にOSとソフトウェアがインターフェースとして介在しているように、
脳-身体各部(この場合は手足)は機構的にはダイレクトにつながっているが、その操作に関しては一種のソフトウェアが介在しているということを「幻肢」は暗示している。
ソフトウェアの存在はハードウェアの物理的分析からは解明できない。
ところで「幻肢」に「幻肢痛」があるなら、「幻玉」「幻竿」に「幻インキン(幻痒)」とかあるのか?
ラマチャンドラン
彼が挙げてる色々な例は示唆に富むけど、そこから唯幻的世界観を導き出すのは実に非論理的ですよ。
ユクスキュルなんかのほうが面白い。(読んだの30年以上前だから殆ど忘れてるが)
駆動会の件驚きましたが
最近周辺自治体上空で膨大な
民間飛行機・ヘリが飛んで
おったそうです
何かあるのでしょうかね
>動かす意識と動いたことの認知は別の処理系
その可能性はありますね
>黒田先生くらい
「あっ」と思ったときにはすでに首と胴が離れている感じ
>「幻肢」に「幻肢痛」があるなら、「幻玉」「幻竿」に「幻インキン(幻痒)」
「手や足を失った人が、無いはずの手足に痛みを感じる現象『幻肢痛』」が存在するということに関して、
「実は、手や足を失ってない人も、手や足が実際に有ると思っているだけでそれは幻という証明なんだよ。当然、周りにあると思っている現実世界も幻なんだよ。」という反論があるだろうけど、
もしチンコを切り取った人に「無いはずのチンコが痒い」という現象があるとしたら、「チンコを切り取ってない人もチンコは実際に有ると思っているだけで、そのチンコの痒さは幻なんだよ!」
という文脈ですw
当方的に言えば、
「もしあなたのチンコが痒いと感じるなら、それは幻であるとしてもあなたにとっての出発点はそのチンコの痒さの中にしかないのです」
「チンコ自身を知れ」
「チンコと一体になれ」
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