2012年4月8日日曜日

情報操作の例: <『C14は人工の恐ろしい放射性物質である』は本当か。>は本当か










典型的な印象操作ですね。


マジレスすると、

人工のC14は燃料棒をみじん切りにして加工する再処理プロセスから特に多く放出されますが
(原子炉運転時に燃料棒の金属被覆管に中性子が当たってC14が生成)



六ヶ所村で大気中に年間52兆ベクレル放出される予定のC14がどの程度のものなのかは、セラフィールドやラアーグの例とか各自調べてチョ。


「どの食物にも含まれていて」「樹木の年代測定とかに使われる」C14は内部被曝とは無関係で無問題なら、コレは何なんでしょ?



<放射化金属廃棄物中のC-14 の放出挙動評価>
平成21年度地層処分技術調査等委託費TRU廃棄物処分技術ヨウ素・炭素処理・処分技術高度化開発報告書
(第3分冊)
平成22年3月 公益財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センター

http://www.enecho.meti.go.jp/rw/library/21-10/21fy10-3.pdf


本報告書は、経済産業省からの委託研究として、公益財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センターが実施した平成21 年度地層処分技術調査等委託費(TRU廃棄物処分技術)ヨウ素・炭素処理・処分技術高度化開発のうち放射化金属廃棄物中のC-14の放出挙動評価の成果を取りまとめたものです。

はじめに
主に再処理工場及びMOX燃料加工工場から発生する超ウラン元素を含む放射性廃棄物(以下、TRU 廃棄物)の処分方策については、処分施設設計の合理化や詳細化、性能評価の信頼性向上等が課題としてあげられている。比較的放射能濃度の高いTRU 廃棄物の地層処分の制度化が進む中、TRU 廃棄物の地層処分に必要な技術開発については、高レベル放射性廃棄物処分の技術開発との整合性を図りつつ、高レベル放射性廃棄物との併置処分の技術的成立性をより確実にするための検討を含め、放射性廃棄物の地層処分事業のスケジュールを考慮してすすめる必要がある。
このような背景のもと、本事業はTRU 廃棄物処分に係る安全評価において重要な核種であるヨウ素(I-129)及び炭素(C-14)を対象として、これらの被ばく線量を低減することにより幅広い地質環境に対して処分の安全性が成立する代替技術の開発を目的としている。
TRU廃棄物の処分においては、非収着性核種であるI-129 ならびにC-14 の影響が最も大きく、処分場周辺の岩盤の透水係数および動水勾配などの地質環境条件によっては、その対策が必要であることがTRU 廃棄物処分概念検討書(電気事業連合会・核燃料サイクル開発機構、2000)およびTRU 廃棄物処分技術検討書(電気事業連合会・核燃料サイクル開発機構、2005)で示されている。また、平成17 年7 月に資源エネルギー庁の統括の下に放射性廃棄物地層処分に関する国の基盤的研究開発を進める関係機関によって組織された「地層処分基盤研究開発調整会議」等において検討された成果をまとめた、「TRU 廃棄物の地層処分基盤研究開発に関する全体基本計画」(資源エネルギー庁・(独)日本原子力研究開発機構、2006)においても、I-129 およびC-14 の影響低減のための代替技術の開発について、「今後5 年間で検討すべき課題」として挙げられている。
(以下略)






"deadly for twelve thousand years is carbon fourteen." は本当だったと。

(オチなし)

1 件のコメント:

悲しき秀才 さんのコメント...

再処理方面で動きがあるということなのか。
実際のところ、福島1の汚染水には燃料棒のC14がどのくらい溶け出しているのだろう。

それはともかく、
ヤマト2199第1章公開記念
やっぱりこれでしょう
http://youtu.be/bwaterW7s2I